レビューを書いていない事に気付いたので少し…。

メタル・ギア・ソリッドを敬愛する者として、
これは、無くてはならない物でした。


このゲーム、実はゲーム史上初のある事が
隠れております。


このゲームの思いが、
「2」からガラリと変わった事が
私には、大変衝撃を受けました。

「変わった」と言う言葉よりは、
「より具現化した」
と言った方が正しいですね。


1作目から、

「戦争」、「原子爆弾」、「命」

について語られて居りましたが、

性能上の理由も有り、
基本的には、
「敵兵士の殺害」が全シリーズの中では、
一般的なゲームでした。

可成りのやりこみをしなければ、
「Noーkill」は不可能だった為に。


その

「ゲームは、所詮ゲーム」

と言うくくりを見事に吹き飛ばした物が、

「メタル・ギア・ソリッド・2」にて、

麻酔銃「Mー9」

でした。


このゲームで、

少なくとも私は、

「ゲームでも、殺人はあかん。」

と、思うようになった事が
一番大きかったのです。


この「メタル・ギア・ソリッド」では、です。


そう、このゲームだけは、
何故か、殺害が出来なくなっていました。


まるで、小島監督の意志が働いているかの様に…。



恐らく、
自身の意志で「Noーkill」を行っている方は、

可成り、少ないと思います。

現実的に、そういったレビューを
私は、読んだ事が有りません。


ノルマとしての「Noーkill」は居りますが、
ノルマを終えれば、
また、普通に殺害を再開されている事でしょう。


「麻酔銃」を絶賛するレビューが無い現状でも、

3作目、4作目には、
必ず「麻酔銃」の存在があります。


「ノルマクリアが目的」

もあるかも知れませんが、


これは、小島監督の
「心の叫び」ではないのでしょうか…。

前作同様に、
「ステルス・ナイフ」を所持しています。

これは、暗殺の道具です。

しかし、良く見て下さい、

「スタン・ガン」が内臓されている事を…。



もしも、
他のアクションゲーム同様に、
敵を殺害しながらプレイし、

「詰まらない」と感じた方は、

是非、「麻酔銃」を手に取ってください。


断然、楽しいものに変わる筈です。


私は、

このゲームを

「ノンリーサル・ステルス・アクション」

と、名付けたいです。